もともと天然資源に恵まれない日本は、原料を輸入してそれを国内で加工し、できあがった製品を輸出する加工貿易によって経済的な発展を遂げてきましだ。つまり自分の国の中で自給自足するのではなく最初から外国との関係を前提として産業の基盤を作り上げてきたのです。このような貿易立国日本では、どのような企業も貿易に直接的、間接的に関わっているといってよいでしょう。
国内の売買取引においても、契約をし、それを実行し代金の決済と、貿易による売買取引と同様の手順をたどりますが、決定的に違うのは貿易には税関による輸出入の許可が必要であるということです。このような社会情勢の中で国際物流を支える必要不可欠な存在それが通関士です。
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最近は資格取得のための専門雑誌も数多く出ていて、司法書士税理士などと並んでこの通関士という資格を目にされる方もたくさんいらっしやることでしょう。しかし貿易に関係のない業種の方達が初めてこの資格について耳にされたとき、まず投げかけられるのは通関士って何?という質問です。
簡単な資格の説明として貿易通関手続のエキスパートと書いてあるのを見て、なんとなく貿易に関連した資格であることはわかったものの、具体的にはどんな仕事をし、収入はどのくらいで、またどんな所で活躍できるのかといったことはよくわからないというのがこのような方遠のおおむねの感想ではないでしょうか。
通関士になるには、ます国家試験に合格しなければなりません。試験は通常年1回、10月に行なわれ、通関業法、関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法、通関書類の作成要領、その他通関手続の実務の3科目を受験します。願書の配布は7月、受験申し込みは8月ですので、手続を忘れないようにしましょう。
出題形式は、3科目とも短答式と空欄記述式があるのだ。空欄記述式とは( )内に適切な語句を記入する形式ですが、3科目めの実務の記述式だけは、実際に輸出申告書1枚、輸入申告書1枚を作成します。各科目の配点は合計600点満点で採点されるのである。
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